福岡市東区の玄界灘に面した「海の中道海浜公園」。
春の週末に訪れてみたところ、桜とネモフィラの絶景に癒される素晴らしい一日となりました。
今回は色とりどりの花々と可愛らしい動物たちに出会えるこの公園の魅力をたっぷりとお伝えします。
花好きの方はもちろん、家族連れやカップルにもおすすめの行楽スポットです。
海の中道海浜公園について
海の中道海浜公園は、1981年に開園した国営公園です。
博多湾と玄界灘を隔てる砂州「海の中道」に位置し、約300ヘクタールという広大な敷地を誇ります。
園内には四季折々の花々が楽しめる花壇や、動物と触れ合える動物の森、子どもたちが思いっきり遊べる遊具施設など、多彩なエリアが点在しています。
最近では、ネモフィラの名所として注目を集めており、SNSでも「福岡の青い絨毯」として話題になっています。
また、2024年にはカピバラの赤ちゃんが誕生し、来園者を和ませています。
桜とチューリップのお出迎え
私が訪れた日は、なんとラッキーなことに入場料無料イベントの日でした!(通常は大人450円)。

雁ノ巣あたりから少し渋滞していましたが、進んでいる車線を通って「海の中道駅」前の駐車場を利用したところ、すんなりと駐車できました。

公園に一歩足を踏み入れると、すぐに桜のトンネルがお出迎え。

見頃を迎えた桜の下をくぐりながら歩くのはこの季節ならではです。
桜のピンクが空の青さと相まって、思わず足を止めて写真を撮りたくなる美しさでした。
園内を進むと「こどもの広場」があり、多くの子どもたちが元気に遊ぶ姿が見られました。

大型遊具や芝生広場があり、家族連れにとって理想的な空間です。
彩り鮮やかな花の競演
こどもの広場を抜けると「彩りの花壇」に到着。

ここでは形や色の異なる様々なチューリップが植えられており、目にも鮮やかな花のじゅうたんが広がっていました。

赤、黄、紫、白など、色とりどりのチューリップが春の陽光を浴びて輝いています。

特に印象的だったのは「フラワーミュージアム」です。

ここでは小さな花々が大量に植えられており、まるで花の海に浸かるような感覚を味わえました。

パンジーやビオラ、プリムラなど様々な種類の花が咲き誇り、春の訪れを感じさせてくれました。

日差しを浴びて輝く花々の姿に、日常の疲れも忘れるほど心が癒されました。

カメラを持った方々が思い思いに花を撮影する姿も印象的でした。

大芝生広場とネモフィラの絶景

お腹が空いたところで訪れたのが「大芝生広場」。この日はキッチンカーが数台出店していて、佐世保バーガーやロングポテト、たこ焼き、コロッケなどを昼食がわりに楽しみました。
芝生の上でのんびり食事をとる来園者も多く、のどかな雰囲気に包まれていました。
そして、この公園の最大の見どころといえるのが、大芝生広場に広がる「ネモフィラ」の絨毯です。

一面に咲き誇る水色の小さな花々が、まるで空の一部が地上に降りてきたかのような幻想的な光景を作り出していました。
ネモフィラのブルーは、春の空と見事に調和し、思わずため息が出るほどの美しさでした。

多くの来園者がここで記念撮影をしていましたが、広大な敷地のおかげであまり混雑感はありませんでした。
動物たちとの触れ合い
花々の美しさに心を満たした後は「動物の森」へ。ここでは様々な動物たちに出会うことができます。

中でも一番の人気は、生まれたばかりのカピバラの赤ちゃん。

母親のそばでのんびりと過ごす姿に、多くの来園者が「かわいい!」と声を上げていました。
また、カンガルーやリスザル、ラマ、ヒツジ、ロバなど多種多様な動物たちも観察できました。

特に子どもたちは動物たちの自然な姿に目を輝かせていました。

動物たちとの触れ合いを楽しんだ後は、園内のお店でソフトクリームを購入。

濃厚でクリーミーな味わいに疲れた体も癒されました。
潮見台からの眺望
最後に訪れたのは「潮見台」です。

ここからは玄界灘の広大な海を眺めることができます。

青い海と空のコントラスト、水平線まで続く景色は、都会の喧騒を忘れさせてくれる開放感がありました。
風が心地よく、しばらくベンチに座って景色を楽しみました。
価格とコストパフォーマンス
通常の入場料は大人450円、中学生以下は無料です。私が訪れた日は特別無料イベントでしたが、仮に450円を支払ったとしても、これだけの広大な敷地と多彩な施設を楽しめることを考えると非常にコストパフォーマンスが高いと感じました。

園内のキッチンカーでの食事は一品300円〜1,000円程度で、公園の食事としては良心的な価格帯でした。
ソフトクリームは450円で、サイズも十分な大きさでした。

ただし、園内は広いため、半日以上の滞在を考えておくと良いでしょう。
それだけの時間をかけても飽きることのない内容の充実ぶりです。
感想
海の中道海浜公園は、自然の美しさをふんだんに感じられる素晴らしいスポットでした。
特に春の時期は桜とネモフィラが同時に楽しめるため、花好きにはたまらない場所です。

家族連れには子供の広場や動物の森が、カップルには桜並木やネモフィラの絨毯が、写真愛好家には色とりどりの花々が、それぞれ満足できる要素になると思います。

また、シニア層にとっても園内は舗装された道が整備されているため、比較的歩きやすく楽しめるでしょう。
帰りの駐車場出口と周辺道路は少し混雑しましたが、それを差し引いても十分に訪れる価値のある場所だと感じました。
四季折々の花が楽しめるため、また別の季節にも訪れてみたいと思います。
施設情報まとめ
- 郵便番号: 811-0321
- 住所: 福岡県福岡市東区大字西戸崎18-25
- 連絡先: 092-603-1111
- 営業時間:
- 3月〜10月: 9:30〜17:30
- 11月〜2月: 9:30〜17:00
- ※入園は閉園の1時間前まで
- 定休日: 12月31日、1月1日
2月第1月曜日~直後の金曜日まで(休日を除く)
下記期間の毎週火曜日(火曜日が休日の場合は直後の平日)
・6月1日~7月第3火曜日まで
・9月1日~30日まで
・11月4日~12月30日まで
・1月5日~31日まで
・2月第1金曜日の翌日~3月第3火曜日まで - 特徴: 四季折々の花と自然が楽しめる広大な国営公園。
春は桜とネモフィラ、夏はひまわり、秋はコスモス、冬は梅など、季節ごとに異なる花々が楽しめます。
動物との触れ合いや子ども向け遊具施設も充実。 - ターゲット層: 花好きの方、家族連れ、カップル、シニア層、写真愛好家
- おススメポイント:
- 春のネモフィラの青い絨毯は絶景
- 広大な敷地で混雑感が少ない
- 子どもから大人まで楽しめる多彩な施設
- 海を一望できる潮見台からの眺望
- コストパフォーマンスの良さ
- 公式サイト: 海の中道海浜公園公式ウェブサイト
- SNS情報: Instagram、X(Twitter)、Facebook、YouTubeあり(公式サイトからリンク)
- 注意点:
- 週末や桜・ネモフィラのシーズンは混雑するため、朝早めの来園がおすすめ
- 園内は広いので、歩きやすい靴での来園を推奨
- 駐車場は複数あるが、海の中道駅前の駐車場が比較的空いていることが多い
- 日差しが強い日は帽子や日焼け止めを忘れずに
- 園内移動にはレンタサイクルも便利(有料)
動画
当日の様子をYouTubeにアップしました。
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