私たち夫婦は、基本的に土曜日の午前中が仕事なので、連休で旅行すると言う事はほぼない。
今回のように土曜日が祝日で日曜日と併せて連休になるようなことがあれば、とてもラッキーだ。
さて、今回この連休を使ってどこに行くか?
この連休を有意義に過ごす方法を色々と考えてみた。
しかし、宿泊先を探してはみるものの、宿が空いていない。
久住、湯布院、別府、大分、佐伯、延岡、菊池、山鹿、阿蘇、天草、佐賀、武雄などなど探してみるものの、満足のいく宿と値段のバランスがとれた宿泊施設が見つからない。
そんな中、妻が「島根にも水族館があるよ」と教えてくれた。
調べると、福岡から島根の水族館までは約300km。
一方、鹿児島にも水族館があり、こちらの水族館までも約300km。
鹿児島は行ったことがあるので、島根がいいんじゃないかと。
島根の宿を調べてみるとまだ空きがあり、しかも全国旅行支援が使えるらしい。
そんなわけで、島根の水族館に近い浜田市に宿を取った。
浜田市は行ったことがないものの、駅の周辺にいくつかの居酒屋もあるようだ。
そこで夜の食事先になる居酒屋も予約をして準備万端で当日迎えた。
当日はいつもより早く起きて、福岡を出発したのは7時半ごろ。
九州自動車道を走り、和布刈パーキングで新しくなった展望台から関門橋と関門海峡を眺め、その関門橋渡って中国道に入った。
中国道では美祢東インターまで走り、そこから小郡荻自動車道を通って萩市に入る。
萩市には先日のテレビで見つけた「うどんのどんどん」と言ううどん屋さんがあるらしく、そこのうどんを食べたいと思っていた。
このうどん屋さんはうどん屋さんなのにモーニングサービスがある店とのことで、朝9時から11時まで安くうどんを食べることができるらしい。
なんとか11時前に到着してみると10人ほどのお客さんが店の外に並んでいた。
店に入ると中央の奥に食券売り場があり、そこで食券を買ってテーブルにつくシステム。
テレビで案内されていた「肉天うどん」と「わかめおにぎり」を注文しテーブルにつく。
肉天うどんは少し甘めの出汁と優しく味のついたお肉、そして衣がたっぷりの海老天が入っていた。
一方「わかめおにぎり」は中に昆布の入ったおにぎりの周りに柔らかい小さく刻まれたわかめがまぶしてあった。
どちらも想像以上に美味しくいただくことができた。
うどんを食べたらすぐに先を急ぎ萩から海岸線沿いに走る。
途中に道の駅が4つもあったが、水族館の営業時間いっぱいに楽しむため、寄り道をせず浜田市に向かった。
浜田市までの海岸線は、車の量が少ないことや信号がほとんどないことなのとても走りやすい道だった。
浜田市に到着するも、水族館はまたさらに10キロ以上先とのこと。
そのまま水族館に向かい、駐車場に入れたのが午後1時半だった。
入館してすぐにバックヤードツアーを申し込もうとするが既に満員とのこと。
これは先にWebチケットを購入していないといけないらしい。ご希望の方は先にチケット購入をすすめる。私達は残念ながら諦めて2時からの白イルカショーに向かった。
白イルカショーが見れる。ホールは水槽に向かって劇場型のようになっており、座席もたくさんあるがお客さんもたくさんいる。
何とか1番後ろの立ち見席を確保し、ショーを見ることができた。
初めて見るシロイルカ、体調は6メーター以上あるだろうか。ダイバーの身長と比べるとそのくらいの大きさに見える。
大きな大きな白い方が愛嬌があって、表情も可愛くてとても癒される。
そして、この白、イルカの特技がバブルリングを作ることらしい。口の前に小さなバブルリングを10個も作ったかと思えば、自分が作った大きなバブルリングを潜る姿まで見せてくれた。
この演技をどうやってしろ雄太に教えるのだろうか?
興味津々に見ることができた。
シロイルカの後はペンギンの餌やり。
ただペンギンに餌をやるではなく、ペンギンの種類や三郷なる魚の飲み込み方などなど豆知識を教えてくれながら、餌やりを見せてくれるのはとても楽しい。そしてその次はゴマフアザラシが入る水槽で、なぜかオットセイの傷があった。
賢くて俊敏な動きをするオットセイ。失敗しないのだろうかと思ってみるが、かなりのお利口さんだ。
その次はさっきは床に参加しなかったゴマフアザラシが出てきてちょっと下下をしてくれた。
後藤いるゴマフアザラシは母親いっとと3姉妹の男の子、そしてこの3姉妹のお姉さんにあたるゴマフアザラシの事の構成だ。
しかし3姉妹と母親やお姉さんは区切られていて、この理由がわからなかった。
飼育員さんに聞いてみると繁殖期なので、近親相姦を白避けるためにわざと今は分けて飼育しているとの事。
父が落ち着いたらまたみんなで一緒に暮らせるらしい。
そして次はまた白イルカのショーを見た。
先ほどは遠くから白イルカのショーを見たので、今回は前のほうに座りたかった。少し早めに会場に入るが、席を取ってショーが始まるのを待っていた。その構成は、先ほどトヨ〃、白、イルカの生態に関することやシロイルカに関することそしていくつものバブルリングを見せてくれた。
最後の白、イルカのショーが終わったら多くの人が水族館を後にされたようだが、私たちはそこから水族館の動物を見て回った。
多くのお客さんが白いイルカショーの後に帰ってしまったのだろう。
水族館の中は急にガラガラになり、水族館の生き物たちをゆっくり眺めることができた。
15時と言う少し早い閉館時間を持って水族館を後にしたものの、水族館の出口でたまたま目にした神楽の文字の書かれたパンフレット。
そのパンフレットを見ていた妻が今日の夜に講演があるらしいと言い出した。
浜田市街地にあるホテルに向かいながら神楽の空き状況を確認し100余裕があるとのことで、急遽行くことに決めた。
田村の会場は検索すると、浜田駅から徒歩25分位(遠い)
なのでタクシーで向かうこととした。
予約していた飲食店の時間を1時間早めてもらい少し時間を確保する。そして早めに飲食店に向かった。
飲食店ではこの地方でよく取れるのか、のどぐろの煮付け、馬頭フライ、赤点、刺身の盛り合わせ、うちわえびの作りなどを入れてもらった。
下の写真は赤点。珍しいので、食べるだけではなく、お土産としても買って帰った。
こちらが刺し身盛り合わせ。
うちわ海老は食べる所は少なくて申し訳ないくらい。
これがのどぐろの煮付け。
確かに美味しい!
こちらは「バトウフライ」。聞いたこともない。。
珍しい料理と美味しいお酒を飲みながら時間調整をし、8時からの神楽に間に合うように店を出た。
タクシーで行くと約5分程度。すぐに会場の山宮神社に到着した。
神社の外にも人がたくさんいて、今から入るのかと思いきや、もうすでに神社の中に観覧車は入っていて、周りにいる人は何かの取材の方だったようだ。
はじめての石見神楽
どんな神楽があるのかわからずにやってきた。
少し説明があったとかぶらが始まった。1つの演目に30〜40分かかるのだと言う。
美しい刺繍で施された衣装と特徴のあるお面を使ったお面をつけた男たちが踊り続ける。
この演目が終わると、今度はオロチと言う演目だった。
演目の時間が長い!
大蛇は大迫力!
どう立ち回っているのだろう?
素晴らしい!
1人1体での演技。
最後の大蛇を退治するところ。
期待が小さかったわけではない。
しかし、大満足な石見神楽であった。
オロチとは大蛇の事、4匹の大蛇が出てきて、狭い神社の中を舞う。
人が入っているのはわかるのだが、どうやって動かせるのか見当もつかないほどダイナミックな動きがあった1時間半位の演目が終わり、とても迫力を感じた。
それは狭い境内の中と言うのもあるし、テンポが速いと言うスピード感もある。
衣装も少し大きめの大柄な衣装であったし、オロチの大蛇も神社の中が狭すぎるのではないかと言う位暴れ回った。
神社を後にしてまた浜田駅前に戻った私たちは先程の居酒屋に戻りまたお酒お酒を飲んだ。
ホテルに戻ったのは0時、寝たのは午前1時だった。
翌朝は普通に目が覚めて準備をして朝食をとり、早速出かけることにした。
最初に向かったのは、浜田市にあるお魚市場だ。
お魚市場では、のどぐろや昨日食べたマトウダイ、松葉ガニなどが買うことができる。
ついでにお土産も買って浜田市を後にした。
今日のミッションは、昨日時間の制約で見られなかった「道の駅」をめぐることだ。
昨日と逆のコースをたどり萩市の方向に向かい、海岸線を走る。
海岸線は信号があっても点滅で、車の通行量も少なくとても走りやすい。
しかも景色が良い時だ。
そして最初に立ち寄ったのは「ゆうひパーク」だった。
なんと、眺めている所に気車が通りかかった!
写真スポットもある。
あまり大きくは無い道の駅だったが、駐車場は8割程度が埋まっており何かのイベントが行われる様子。
近づいてみると何かのイベントとは神楽の事だった。
最初の少しだけ神楽を見たものの、このままでは帰れなくなるとやむなく次の道の駅へバトンタッチ。
また海岸線を走る。
次の道の駅もその次の道の駅も寄っては買い物し、寄っては買い物し、最後に寄った道の駅は「しーまーと」だった。
ここでは買い物はもちろんのこと最後の食事となるお昼ご飯を食べた。
昨日の飲み過ぎ、食べ過ぎにより、胃が持たれているようだったので、軽いもので済ませたかったが、せっかくなので海鮮丼を注文してみた。
注文した海鮮丼は意外と食べられて誘い飯のようだった。
萩市には今回うどん以外では立ち寄らなかったが、見たいところがたくさんある。
これらは次回への楽しみとして取っておこう。
往路と同じように小郡萩自動車道路を通って美祢東インターから高速道路に乗り、関門橋越えて九州自動車道に入る。ほどなくして雨が降り出した。
行く時よりもずっと早く帰って来れた気分だった。
途中妻は約半分程度寝ていたのではないか。暴飲暴食と夜更かし、遊びすぎが祟ったのかもしれない。
それはそれでたまにはいいだろう。
大満足な旅になった!
しばらくは仕事がんばるかな。
おしまい
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